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XLGAMES 「ArcheAge 2」の新作を発表 Jake Song代表が開発指揮

Kakao Gamesの子会社であるXLGAMESは新作MMORPG ArcheAge 2(アーキエイジ2)の開発を発表した。

9月10日のXLGAMESの発表によると、新作MMORPG「ArcheAge 2」を開発するという。MMORPG「ArcheAge」の正統な後継作となる模様だ。

XLGAMESは、MMORPG「ArcheAge」やスマートフォンアプリ「月光彫刻師」(The Legendary Moonlight Sculptor)の開発会社。XLGAMES Jake Songジェイク・ソン)代表は、「風の王国」「Lineage」「ArcheAge」などを手がけた著名なクリエイターだ。

Jake Song(ジェイク・ソン)代表

韓国で5回のベータテストを繰り返し最後に正式サービスインをしたArcheAgeから7年が経過する。Jake Song(ジェイク・ソン)代表は再び挑戦のスタートラインに立った。チャレンジ精神と果敢さが輝いたが、それだけに話題になった「ArcheAge」の後続作となる「ArcheAge 2」で彼の挑戦がはじまる。今回は韓国でインタービューされた内容を翻訳してお届けしたい。

Q.実に驚くべきニュースでした。10年前にArcheAge初のCBTが行われて久しいですが、実に多くの質問があります。これまでの10年間を振り返っての今のお気持ちを教えてください。

2013年初めに正式サービスを始めましたが、ArcheAgeが登場して7年半ほどの時間が経ちました。5度のCBTを含めれば、本当に10年の歳月を要しています。

当時としては、「リネージュ」と「World of Warcraft」を繋ぐ新しいMMORPGのモデルを提示したかったのですが、市場でも悪くない成果を挙げたと思います。

特に、韓国市場より北米や欧州での全体累積売上の半分以上が出るほど、よい反応を得たことは、それなりに嬉しく思っています。韓国産MMORPGのうち、最も高いメタクリティック・スコアを獲得したことも、誇りに思います。

しかし、10年前にArcheAgeを開発した当時、システム面で洗練された姿のゲームを作ることができなかったという残念さは残っています。市場性と作品性、すべての部分で認められる素敵なゲームを作りたいという考えは、依然として頭の中を駆け巡っておりました。

Q.この10年間、ArcheAge以外にもさまざまな作品を披露していますが、なぜ今になってまた「ArcheAge」なのでしょうか?

これまで、ArcheAgeをサービスしながら本当にいろんなことを考えました。ArcheAge独特のメリットと面白さは維持しつつ、ArcheAgeが持つ限界によって、不足する部分は改善したいという気持ちが常にあり、この思いが結局のところArcheAge 2の開発決定にまで繋がりました。

ニュースとともに公開されたコンセプトアート

Q.10年前と現在を比較すると、市場はPCゲーム産業よりもモバイルゲーム産業に推移している印象が強いです。一般的に大手開発会社もPCオンラインゲーム開発は嫌う傾向にありますが、なぜ再びPCオンラインゲームを作るのでしょうか?

ゲーマーの数、そして売り上げ。二つの指標で考えると、メインストリームは、すでにモバイルゲームと言っても過言ではありません。モバイルの高いアクセス性は、多くのゲーマーを集められますし、開発会社の収益も共に増えるものです。しかし、「ゲームプレイ」の側面では、PCゲームは、モバイルゲームとは完全に別ジャンルだと思っています。

依然としてPC MMORPGだけで感じられる楽しみ要素は独立していて、ロマンが残っていると思います。国内だけでなく、海外市場でも多くのゲーマーが新作PC MMORPGを渇望しているものの、これらのニーズを満たしてくれるような作品の発売などがしばらくない状況でもある。MMORPGの本質に忠実なゲームなら、ユーザーの皆さんが多くプレイしてくださると思っています。

Q.2018年、再びArcheAgeのPDに復帰した後、今に至るまでアップデートを続けています。ArcheAgeのサービスで良かった面、悪かった面を伺いたいです。

しばらくいわゆる「ディレクション」だけに徹して、現場の運営に再び参入し、ゲーマーたちが本当何を望んでいるのか、少しでも理解できた点が一番良かった面です。この10年を振り返ってみると、ArcheAgeは韓国だけでなく世界各地で愛される存在になって本当によかったですし、各国別のゲーマーたちの文化とプレイスタイル知り得た面も肯定的に考えています。

しかし、ゲームを長くサービスしていくために、本質的な流れと無関係な機能/ゲーム要素が入ったことで、PD復帰後に不均衡な部分を抑止しようと努力したが、売上のため、やや強引な課金要因を入るしかなかった点。そしてそれによって新規ユーザーと既存ユーザーの溝が深まり、勢力の不均衡問題が現れたことなどは残念に思う部分であります…

着実に新規コンテンツをアップデートしているArcheAge

Q.「ArcheAge 2」のポイントを教えてください。今作のコンセプトはどのようになるのでしょうか?

ひとことで言えば、ArcheAgeの長所を受け継いで、足りない点を改善したゲームになります。ArcheAgeのような世界観からもう少し過去の時代を背景にする予定です。ストーリー面は関連しない一種の平行世界です。基本的にArcheAge 2は、MMORPGの文法を忠実に従う予定であり、既存のArcheAgeの特徴的な部分を継承して発展させる考えです。

ハウジング、海上戦、物理シミュレーションが加味された自動車、船に至るまで、ArcheAgeの経験を超えるような多様なコンテンツを用意していますが、具体的な説明をするには今はまだ時期が早いのではないかと思います。

Q.数年前に行われたインタビューでは、「本人の考えに固執するよりも、平凡でも大衆的なことがよいのではないか」という言葉を残している。「ゲーム開発哲学」という面では、10年前と今とではどのように違いを感じますか?

10年前には、いや最近まで「こんな要素があったらよい」「カッコイイな」という考えで自分が作りたいゲームを作ってきましたが、今は少し変わっています。全体的なゲームプレイでこの要素が本当に必要なのか、そしてゲーマーたちが楽んで受け入れてくれるのかとさらに悩んだりしています。生産者言語ではなく、消費者言語で考えるべきと言うことになると思います。

Q.ゲーム産業が大きくなり産業従事者が増えた今、第一世代開発者として事実上の「業界の元老」と言っても過言ではないですが、しかし、2年前、Jake Song(ジェイク・ソン)氏自ら「まだ全盛期が来ていない」と言及されていましたが、今回の作品ではJake Song(ジェイク・ソン)氏の全盛期を見ることができるのでしょうか。

私がそんなことを言っていたなんて…

依然として第1世代開発者だとか、元老だとかいう言葉はぎこちないです。ただの現場の開発者の一人だと思ってもらいたい。改めて考えてみるとすごく恥ずかしいです。権威的ポジションに囚われず、力が及ぶ限り新しい挑戦をし、新しいゲームを作って、努力していく人生を生きたいです。

Q.「天才よりは職人になりたい」という言葉を残したことがあります。Jake Song(ジェイク・ソン)氏が考える「職人」とはどのような姿であり、職人だと思う開発者がいるとしたら誰なのか教えていただけますでしょうか?

天才は天与の人。そして職人は生まれもっていなくとも、長い間努力を通じて到達する境地だと思う。私も長い間努力して実力をつけた職人になりたいので、こんな話をしました。職人だと思う開発者なら… 多分、優れたゲームを作った開発チームなら、チームごとに1人か2人はいるのではないかと思う。

Q.では、ArcheAge 2の質問に集中してみようと思います。ArcheAge 2の開発スペックはどのようになりますか?どの開発エンジンを使い、開発人数はどの程度になりますか?

現在、Unreal Engine 5を通じて開発しており、40〜50人ほどのメンバーが開発に参加しています。開発人数は徐々に増やしていく考えであり、開発期間はまだはっきり明言できませんが、従来のArcheAge開発よりは短期間でおこなおうと努力しています。

Q.ArcheAgeを象徴するキーワードは「自由度」でした。ArcheAge 2のキーワード何になりますか?

自由度は、ArcheAgeという名を冠しているとしたら切り離せないキーワードです。ArcheAge 2でもサンドボックスMMORPGの流れを引き継いでいくつもりですが、単純にあれこれとできることが「高い自由度」、そして「面白いゲームプレイ」につながるかどうかについては悩んでいます。実際、ゲーマーらが何を求めるかについて、さらに苦心し、開発をおこないながらも、重要なコンテンツに集中して開発を進めていくつもりです。

Q.ArcheAgeは、原作者でありファンタジー作家であるジョン・ミンヒ氏の壮大なシナリオとしても注目されたことがある。「ArcheAge 2」でもジョン・ミンヒ氏が世界観の構成に参加するのでしょうか?

その通りです。ArcheAge 2は、ArcheAgeと世界観を共有し、ジョン・ミンヒ氏と各種ストーリー、クエスト、世界観の構成を共にしていく予定です。

ArcheAgeの原作を手掛けるジョン・ミンヒ(Jeon Minhee)

ジョン・ミンヒ(Jeon Minhee)氏
韓国を代表するファンタジー小説家。1999年に「歳月の石」でデビュー。「ルーンの子供たち」シリーズは,オンラインゲーム「テイルズウィーバー」の原作であり,日本でも展開されている。MMORPG「ArcheAge」の原作者であり,「ArcheAge年代記」などもを執筆。韓国ではこれまで「もみの木と鷹」「相続者たち」が出版されており,「もみの木と鷹」は日本語版が第3巻まで電子書籍にて発売されている。

Q.ArcheAgeはサービス初期から例を見ない程のボリュームのゲームでした。もちろん、そのため途方もなく長いストーリーを進めるなど紆余曲折も多かった。ArcheAge 2のゲームボリュームはどの程度と想定していますか?

正直に言うと、10年前は欲張りすぎました。すべてのゲーマーを満足させたいし、やりたいことも多かった。そのため当然開発期間が延び、開発の複雑性も増し、これらが積み重なって様々な面で大変な状況を頻繁に作ってきました。一所懸命に作ったにも関わらず、そっぽを向かれるコンテンツも一つや二つではなかったです。

そしてこのように考えました「実際にゲーマーが望むのは無数のボリュームと量的コンテンツではなく、一つ一つ面白さが詰まった密度と完成度を持ったコンテンツではないだろうか?」と。量産された数の多いコンテンツよりも、核心的な内容を凝縮して完成度を高めるのが望ましい方向ではないかと考えています。もちろん、ArcheAgeのファンならその豊富なボリュームの魅力が好きだということも知っている。これらを満たすレベルのボリュームは維持できるように努力するつもりです。

Q.ArcheAgeをプレイしたゲーマーとして、自由だったプレイ経験は他のどのゲームと比べてもユニークな魅力がありました。ArcheAge 2ではゲーマーたちにどんなゲームとして残したいですか。

ArcheAgeは、国内外を問わず愛されてきたゲームであり、その後発売されたゲームにも少なからぬ影響を与えたと考えています。ArcheAge 2もまた、新しいMMORPGの基準を提示し、グローバルレベルで認められるゲームになることを願いながら、同時にArcheAgeを超える作品になるように挑戦します。欲を出すなら、GOTYをいくつか貰えるような作品にしたいですね。

Q.まだArcheAgeをプレイするゲーマーが少なくないが、ArcheAge 2の開発ニュースで混乱するかもしれない。これからArcheAgeの運営はどうなるのでしょうか。

ArcheAgeゲーマーならご存知のように、ArcheAgeは他とは関係なく毎月アップデートを行い、地道にサービスを続けています。近年も覚醒レイドアップデートが行われ、今冬に大きなボリュームのアップデートを行うための開発が盛んに行われています。

現在も毎月アップデートが行われている

Q.まだ時期的に多くの情報を公開することは難しいということは理解していますが、いつ頃にArcheAge 2についての正確な情報を知ることができますか?

現時点ではプロトタイプの開発が盛んに行われており、主要機能について議論し、基本的な機能をテストしているところです。おそらく来年上半期頃には、より詳しい内容を発表できるのではないかと思います。

Q.ArcheAgeをプレーした多くのゲーマーは、まだその経験を覚えているだろう。XLGAMESが描く最善の理想像はゲーマーらが再び集うゲームを作ることだが、ArcheAgeファンにメッセージをお願いします。

これまでArcheAgeをプレイしてくださった皆様、愛してくださった皆様。本当に感謝しています。皆さんのおかげでここまで頑張ることができましたし、XLGAMESがここまで続いてこれたと思っています。もう一度皆さんと一緒にワクワクするような冒険をしましょう!遠くない時期に再びお会いできることを楽しみにしています。

ArcheAge 2の開発コンセプトアート

Source: inven, wstv

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