韓国 ArcheAge 不正プログラムを根絶する取り組みが徐々に功を奏す
XLGAMESがサービス中のDynamic MMORPG Archeageが、不正プログラム使用ユーザーに対する制裁を強化する方針を打ち出したのは記憶に新しいが、その動きがさらに活発化している。
XLGAMESが不正プログラムを探し出すためにArcheAge上に導入した名物 オートクリーナー
事の経緯を簡単に説明する。
今年の初めに韓国のオンラインゲーム アーキエイジ掲示板にユーザーから、
「各狩場に発生しているBOTが多すぎてゲームの邪魔になる」というひとつの投稿があった。
1日3時間通しでゲームに臨んだが、不正プログラムを活用する(俗にワークショップと呼ばれる)
一部のユーザや業者によって、ゲーム内コンテンツを楽しめないという問題が生じていた。
開発会社(XLGAMES)に訴えたが、かえって不正プログラムの挙動は巧妙になったという。しかし、今年5月に形成が逆転した。売上低下を覚悟したXLGAMESが大々的な駆除処理に本格的に動き出したからだ。不正プログラム販売サイト8箇所の刑事告発と捜査、警告状発送などを介して接続を切断する閉鎖措置により約11万5000のアカウントを永久的に利用制限した。
しかしこれは始まりに過ぎなかった。XLGAMESは不正プログラム駆除作戦に社運をかけ、このようなオープンな動きは、ゲーム業界で瞬く間に報じられた。現在韓国では、ゲーム内の不正プログラムを制裁する動きが急速に広がっている。摘発過程で何の効力も無いか、むしろ、より巧妙で緻密に進化した不正プログラムに直面し、空念仏に終わった過去とは異なり、本腰になった開発会社とユーザーが協力しながら摘発し、具体的な成果を挙げている。
不正プログラムは、ゲームクライアントとサーバー間をやり取りするパケット情報を操作して変則プレイを促進しており、他のユーザーのゲームプレイを妨害したり、ゲーム内の経済体制を崩壊させるなどの副作用が深刻となっている。XLGAMESは、不正プログラムとの全面闘争した後、18日、34万6694個のアカウントを制裁した。この数字からほぼ全て不正プログラムの検出、駆除に成功したものとみられている。
当初のXLGAMESは、アーキエイジサービスの初期から「不正プログラム利用者には容赦しない」との声明を明らかにしていた。ログの分析や運営スタッフの常時モニタリングを経て直接制裁の形で、毎週1回公式ホームページで通知されている。
特にXLGAMESは、サービスの利用者を自警団の形で迎え入れ効果を上げている。自発的な支持を通じた自主的な駆除を成すという判断からだ。代表的には“死刑執行人”の資格を挙げることができる。不正プログラムと推定されるキャラクターが見つかった場合、ユーザーが直接疑わしいキャラクターを申告し、他のユーザーによっても複数申告をされた場合、捜査線上にあがることになる。
続いて、ゲーム内のクエストで”死刑執行人”の資格を獲得したユーザーがそのキャラクターを逮捕し裁判に掛ける方式が導入されている。企業とユーザーの心を一つに能率が向上され、これに参加するユーザーが相次いでいる。実際ユーザーは、執行システムのほか、さまざまな方法でBOT根絶に力を合わせている。ゲーム内PvP(ユーザー間対決)スキルと移動ポータルを利用してBOTを退治する方法を紹介したり、自警団の結成に参加するように相互に協力することもある。
一方で、XLGAMESは不正プログラムを蔓延させないために、継続的にコンテンツを更新した点も有効であった。不正プログラムに、新しいコンテンツに適応する時間的余裕を与えず、最終的に一般利用者と同じ線上で出発する形となる。このため、不正プログラムが検出されやすくなり、不正プログラム利用者の利点は減ることになった。
XLGAMES関係者は、「公正な基準で競争が行われていない場合、ゲームの楽しさを失ってしまうのは当然だ」とし、「売上高の低下も予想したが、善良な大多数のユーザーのためにも不正プログラムを封鎖するという原則は明らかだ」と強調した。
ゲームハイのサドンアタックの場合、8年以上もFPS市場を掌握しているわけで様々な不正プログラムの集散地と呼ばれてきた。不名誉な副作用を撤回するために、会社側は警察や検察と頻繁に捜査を協力した。
今年6月以降、サドンアタックと関連して、8人の不正プログラム製作・販売者が検挙された。現在も追加告発による捜査が続いている。ゲームハイ側も独自の取り締まりを強化してゲーム内外で不正プログラムの使用を基本的に防いでいる。取り締まり強化のためのリアルタイムの不正プログラム取り締まり対策チームを構成した。
今月初めには、不正プログラムの作成と販売代理店の取り締まり強化を発表した。同社の関係者は、「ユーザーを不利益から保護し、快適なゲームプレイ環境を提供することは私たちの重要な義務」とし、「不正プログラムの使用を基本的に遮断するために全方向で努力したい」と話した。
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